横須賀高校の玄関の蘇鉄(そてつ)

正門を入って玄関の前に大きな蘇鉄の木があります。蘇鉄は、古い寺院などに植えられていることが多く、玄関にこれだけ立派なものがある高校というのも珍しいのではないかと思います。ソテツは漢字で「蘇鉄」と書きますが、鉄を肥料にすると元気になり枯れかかった時に鉄の釘を打ち込むと蘇ることが由来だそうです。

蘇鉄は安土桃山時代、キリスト教の宣教師がフィリピンから取り寄せて教会に植えたり、織田信長や豊臣秀吉に献上したものだそうで、キリシタン弾圧で教会が壊された後、近くのお寺が引き取ったために古い蘇鉄が古寺に残っているそうです。

横高が建っている場所は、もともとは曹源寺の境内ですから仏教と関係しているのかもしれませんね。この蘇鉄が何の目的で、どんな経緯で、いつ頃、誰がここに植えたのか知りたいものです。(高25期 廣瀬)

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