▶朝日新聞の赤星直忠さん(中9期)の記事のご紹介

赤星直忠さん(中9期)が三浦半島の歴史を掘り起こした在野の考古学者として紹介されていました。海食洞窟の研究、縄文時代の編年研究、中世鎌倉のやぐら研究、三浦半島の城郭史などなど興味深い内容ばかりです。

横中に通っていた大正8〜10年に、学校の敷地内で古い時代の寺院の土器や瓦などの遺物に出会ったことが考古学に興味を持ったきっかけでした。それから、日本は戦争に突き進み、軍事機密のために研究は中断を余儀なくされます。戦後、軍人が去ってから研究を再開し大きな成果を残しました。

今回の朝日新聞の記事には、”「くに」より「たみ」の姿追求”というタイトルがでています。国がなんと言おうと少年時代の志を追い求め続けた赤星直忠さんに”志を以て萬事の源と為す”という吉田庫三先生の精神を垣間見ることができます。

ご存命だったら、真っ先にお話を聞きに行きたかった方です。赤星さんの足跡を残した赤星直忠博士文化財資料館にはぜひ行ってみたいと思います。【2018年 10月20日 朝日新聞 朝刊】(高25期 廣瀬隆夫)

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です