▶横高OB八期会 丑寅エイト勉強会に参加

8期のみなさん

2018年10月25日、高8期の近藤さんのお誘いで、勉強会に参加しました。(高25期 廣瀬隆夫)

丑寅(うしとら)エイトは、2001年7月から毎月開催されている横須賀高校の高8期の卒業生による勉強会です。「丑寅エイト」の名前は、高8期の仲間は丑年か寅年生まれであることに由来しています。今回で213回目で、毎月、第4木曜日の14時から約2時間、横須賀中央のヴェルクよこすかで開催されています。今まで、文学、漢詩、スポーツ、人類学、旅行、国際情勢、健康、世界平和、金融、歴史、テクノロジー、老化防止、お酒、食べ物、お経、映画、音楽、川柳など様々な話題を題材にして講演が行われています。
【横高OB八期会のホームページ】

当日いただいた講演資料

今回のテーマは、「ホモサビエンス!遂に日本に上陸」という演題で講師は八木長忠さん(高8期)でした。NHKスペシャル「人類誕生」を鑑賞しながら人類の起源や日本人のルーツについて勉強しました。

最初は、アフリカを起源とするネアンデルタール人とホモ・サピエンスの話題でした。私たちの祖先はホモ・サピエンスであることはよく知られていますが、ホモ・サピエンスより大きな脳を持ち、体力的にも優れていたネアンデルタール人が何で滅んだのか。

この答えは、ひとことで言うとコミュニケーション能力、集団の団結力の違いでした。ネアンデルタール人が家族単位でしか行動しなかったのに対し、ホモ・サピエンスは大きな集団を作り、情報を交換し、宗教活動にまで発展させたということでした。コミュニケーション能力に長けたホモ・サピエンスは、自分たちで作り出した道具の作り方を迅速に伝搬させ、集団を強固なものにしました。反面、人類最初の戦争はホモ・サピエンスが起こしたという話は残念でした。

次は、ホモ・サピエンスがどのように日本に来たのかというお話。アフリカから旅立ったホモ・サピエンスは、アジアを経由して南回りと北回りで日本にやってきたことが分かっています。台湾を経由して南方から来た人たちは斧を使って丸木舟を作って荒波を乗り越えて海を渡ってきました。北から陸続きだった樺太経由で来た人々は、縫い針を使って毛皮で防寒服を作って寒さをしのぐという工夫をして日本にやってきたということでした。斧や縫い針という道具があったからこそ日本に到達できたということでした。

手を動かして道具を作るということと、言葉をしゃべるということは、自ら考えて何かを組み立てるという点では同じです。最新の脳研究から両者は同じような箇所の脳を使っていることが分かったそうです。最近、私は日増しに物忘れが激しくなってきてますが、この話は、ボケ防止のヒントになるのではないかと思いました。

5万年という人類の長い歴史に中で、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人は仲良く共同生活を営んでいた時期があったのです。ネアンデルタール人は、滅びましたが、私たちのDNAの中で今でも生き続けているという、最後の話に少し救われました。日本人のDNAの2%は、ネアンデルタール人のものが含まれているということでした。家族を大切にし、平和を愛したネアンデルタール人、このDNAを大切にしていきたいと思います。

今日は、人類が五万年かけて、どのように地球上に広がっていったかという壮大なお話でした。この勉強会で、きっと脳が活性化されたと思います。
八木さん、高8期のみなさん、ありがとうございました。

勉強会の後は、若松町のお蕎麦屋さんで、美味しい料理とお酒をいただきながら楽しいお話を聞かせていただき、友好の輪を広げることができました。

また、後日談は、こちらに掲載させていただきました。
https://9022.teacup.com/yokohachi/bbs/1778

※以下は、横高OB八期会の丑寅エイト勉強会主催者からの伝言です。

ご興味のある方は、高8期でなくても、ぜひ、ご参加ください。また、紹介したい題材をお持ちの方は講師としてお話してください。どんな内容でもジャンルは問いません。

<<丑寅エイト勉強会について>>
① 集会日と時間:毎月第4木曜日の午後2時から午後4時までの2時間
※始めての方は念のため八期会ホームページにてご確認ください。
② 場所:ヴエルクよこすか (労働福祉会館)【会場地図】
※当日の集会室は入口正面にある案内ボードをご覧ください 
③ 会費:500円(講師が用意する資料のプリント代、会場使用料)

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