▶ぶらり散歩「のんびりと旧伊藤博文金沢別邸」
金沢八景の近くの旧伊藤博文金沢別邸に行ってきました。静かで時間が止まったようでした。お正月の飾りがありました。繭玉は、伊藤博文が富岡製糸工場の設立に関わったことに因んでいるそうです。写真を掲載致します。(高25期 廣瀬隆夫)
吉田庫三校長が松下村塾に入ったのは1874年で、そのときには、伊藤博文は33歳になっていましたので、席を並べたことはありませんでしたが、松下村塾の同窓生であることには変わりはありません。
伊藤博文は、1887(明治20)年に、井上毅、伊東巳代治、金子堅太郎と共に、この別荘に近い東屋で明治憲法の草案づくりをしました。この時、静かで景色がいい金沢八景に魅了されたようです。
この別荘は、それから10年後の1898(明治31)年に建てられたものです。客間、居間、台所、風呂、トイレ、水屋に至るまで当時の建物を再現しています。庭には松が植えてあり、平潟湾を望む景色はかつての金沢八景を彷彿とさせます。春には牡丹が咲き誇ります。
博文は、こんなことを言っています。
「われわれに歴史は無い。我々の歴史は、今ここからはじまる。」
新しい日本を作っていくという気概を感じる言葉ですね。
京急で横須賀中央から金沢八景、そこからシーサイドラインに乗り換えて野島公園で降りて徒歩5分程度のところです。ぜひ、足を運んでみてください。
https://yokohama-kanazawakanko.com/spot/institution/reki/reki012/