▶京急、原田社長「三浦ブランドを向上」
京急社長の原田さん(高24期)の記事が8月11日の神奈川新聞に掲載されていました。(高25期 廣瀬)
「タイムカードをガチャンと押せば、どうにか格好がつくものさ!」というクレイジーキャッツのサラリーマン生活を揶揄した歌がありましたが、コロナ禍で人々の勤務形態が様変わりし、会社に集まって仕事をするのでなく「いつ、どこで仕事しても良い」というワークスタイルが定着すると書かれていました。
パソコンの原型を開発したAppleのフェローだったアラン・ケイは、夏はシリコンバレーのオフィスで働き、寒くなると温かいマイアミの別荘に移って仕事をするという生活を続けていました。私は、片道2時間もかけて満員電車で通っていましたので、このような場所に縛られない仕事のやり方に、ずっと、あこがれを持っていました。
コロナ禍でテレワークが基本になり、月に数回出社するという生活になり、場所を選ばずに仕事ができるという、憧れのワークスタイルに近づきました。しかし、年間、30万円以上支払っていた定期代の収入がなくなるのですから、京急のような鉄道会社にとっては、大きな打撃だと思います。
原田さんは、三浦という地域をブランド化してイメージを向上させて、城ヶ島や油壷、長井、三浦海岸などの観光地にお客様を引き寄せたい、という戦略を持っているようです。京急はトイレ付きで座席の向きを自由に変えられる新型車両を走らせていますが、京急を観光電車として活用する施策の布石だそうです。
正月にたくさんの人が神社に訪れる初詣は、川崎と川崎大師を結ぶ大師線の乗客を増やすためのプロモーションから始まったと聞いています。このプロモーションの成功で三浦ブランドのイメージが向上して、コロナ収束後は三浦半島に人が集まるようになって京急のドル箱になることを期待します。
コロナ禍で犠牲になった方々のご冥福をお祈りします。早くコロナ禍が収束して、人々が自由に行き来できるようになることを願ってやみません。