▶名歌手 ジョー・スタッフォード(高22期 松原 隆文)
<<JO STAFFORD America’s most versatile singing Star>>
私がジョー・スタッフォードの名を初めて知ったのは、小学4年生位の時であったか。音楽好きの兄(高15期)がシングル盤を買ってきて聴いていて、それが耳に入ったのである。曲名は「霧のロンドンブリッジ」だ。伸びやかで自信に満ちた歌い回し、今思えば、アメリカンポップスの神髄に触れたようなカルチャーショックだったのであろうか。私はずっと、この人の名を記憶していた。しかし真面目に聴き始めたのは、40代を過ぎてからだ。気がついたら、CDを11枚も買ってしまった。
中でも一番のお勧めは、何と言っても、「エンブレイサブルユー」と「All the Things You are (君は我がすべて)」だ。彼女自身も「君は我がすべて」が一番好きだと言っている。このCDは比較的入手しやすい。しかし、エンブレイサブルユーのベスト盤は中々入手できなかった。戦前のトミードーシー楽団をバックにした吹き込みは、スインギーだが、歌唱に起伏がなく、ベストではない。探し出すのに苦労したが、表題のCDが輸入盤で売っているのが分かった。夫君のポールウエストン楽団をバックにして歌ったものだ。私はこの二つの名曲、彼女の歌唱が最高だと思っている。
他にも、彼女のルーツであるスコットランド民謡を歌った名盤「SONGS Of SCOTLAND」というCDがあるが、これも泣けるほど感動的だ。アーニーローリーなんかもう最高だ!このCDに、大好きな「ロンドンデリーの歌」が入っていないので、私は訝しんだ。残念ながら、この曲はアイルランド民謡だった。ジョーがそんなことお構いなしに吹き込んでくれれば良かったのに!と残念無念だ。
「エンブレイサブルユー」
あまり聴いたことがなかったので、この投稿を読んでじっくり聴いてみたら、なかなか良いですね。
Dick Haymes と歌っている「That's Love」などは、Mamas & Papasのカバーで知っていました。
彼女より少し若い私の好きなジュリー・ロンドンを「陰」とするなら、スタッフォードは「陽」の印象ですが、前者は「Cry Me a River」の印象が強いからかも。どのヒット曲が好きかで、歌手の印象が固定化されるから。
ジュリーロンドン、最高ですね。彼女の唄う思い出のサンフランシスコやフライミートゥーザムーンもいいですよ。他にLATIN IN A SATIN MOODというのがあってね。彼女の声は卒倒する程悩殺しますね。
もちろん殺到はしないけど私の場合、こうしたスタンダード曲は、ナットキングコールなどもですが、思わず聞き込んでしまうことがない(ベンチャーズやビートルズやS&G、あるいはクラシックだと、そっちに気が取られてしまう)。
なので、私にとっては本やPCでニュースを読むなど、何か別のことをする際のBGMに最適なのです。スタフォードもリストに加えておきます。