▶国立科学博物館(科博)に行ってきました(高17期 和田 良平)
前から行きたいとは思っておりましたが、なかなか機会がありませんでした。ところが先日、NHKの番組で紹介(2時間で回る科博)されたので、では行こうと腰を上げました。どうやって行ったのか紹介しましょう。
1.場所:上野公園の中にあります。最寄り駅は、JR上野駅。この駅は出口がたくさんあるので、ホーム中央の階段を上った山手線の内側「公園口」が便利です。
2.駅からの歩き方:改札口を出て線路と直角に進むと、右奥にあります。徒歩5分ぐらいです。
3.入り口:二つあり、駅から見て手前は「特別展入り口」、その先が「常設展入り口」です。特別展は、訪れた日(5月1日)は、「大哺乳類展3」というのが開催中で、特別展から入場すると、(当日券2,100円)常設展には無料では入れます。高校生以下と65歳以上は、常設展は無料ですが、特別展は通常の入場料が掛かります。割引はありません。駅から行くと、手前にあるので、「では見て行くか」と言う気になります。私の感想では、見なくても良かったです。ただシロナガスクジラの心臓の大きさにはビックリして、血管の太さにも驚きました。
4.大まかな建物の配置:図の通りです。特別展は、地球館の地下1階で開催していますから、手前の入り口から真っ直ぐ入るようになっていることが分かります。常設展はレンガ造りの「日本館」の地下1階から入ります。
5.シロナガスクジラのモニュメント:日本館に向かって左側に鎮座しています。外での展示ですから、入場していなくても見られます。NHKの番組では、日本館の2階から3階に上がる階段の途中から見ると良いといわれていたので、見てきた写真がこれです。大変大きな物です。
6.フーコーの振り子:入り口を入ってすぐの左側です。吹き抜けの建物内で、19mの高さからつられた振り子が動いています。振り子はただ振れているだけですが、地球が自転しているので、少しずつ目盛りがずれていきます。日本の緯度では1時間で8度動くそうですが、見ていても実感は出来ません、しばらくしてから見に行くと、「動いていた」という感じで、実感とはちょっと遠かった。
7.シアター360:番組では紹介していませんでしたが、映像に興味を持っている私としては、必見だと思いました。大きな球体の中心に通路があり、そこに立って周りを見ると、球体の内部に映像が映し出され、頭の上も足の下も映像が映し出されます。森の中から二足歩行のヒトが大海原に出て行き様が表示されます。めまいのある方は遠慮した方がよろしい。
8.恐竜の展示:地球館の地下1階です。番組では、混むので出来るだけ早く見た方が良いと紹介していましたが、私は特別展から入ってしまったので、まあいいやと地球館の3階から見ていきました。結果としては これは失敗で、平日にもかかわらず入場者はだんだん増えていき、B1Fにたどり着いた頃は、かなり混んでおりました。その大きさにビックリします。こんなのが闊歩していたら大変なことですね。
9.良かった展示:
①小惑星から砂を持ち帰った「はやぶさ」の模型が展示されていました。映画で使用した原寸大だとのこと。(地球館2F)
②原人・旧人・新人の進化と拡散は、DNAの分析などから、どの種類が拡散して、どの種類が滅んだのかがよく分かります。(地球館B2F)
③それらの骨から再現したヒトがどう違うのかが分かります。(同)
④「絞め殺しの木」とは物騒ですが、熱帯雨林では太陽を求めて樹冠から芽吹いた蔓が、そばの木に絡みつき、下に根を延ばしていって、終いにはその木を絞め殺し、枯らせてしまって、中は空洞になってもツタは生きているという怖ろしい世界です。(地球館1F)
⑤地震計は、どう計測し伝えていくのかがよく分かった。(日本館1F北翼)
10.昼食:館内でとれます。地球館の中2階に上野精養軒のレストランがあります。 メニューも面白く良かったですよ。
11.最後に:当日は午後からあいにくの雨で、会場からアメ横を通って、秋葉原まで歩こうと思っていましたが、折りたたみ傘ではびっしょぬれで、アメ横は歩きましたが、すぐ電車に乗って帰ってきました。雨でちょっと残念でしたが、また行こうと思っております。(了)
楽しそうですね。理科好きにとってはたまらない展示ばかりですね。フーコーの振り子は時間を縮めて見てみたいですね。晴れていたら博物館からアメ横を通って秋葉原や神田の古本街を散歩したいですね。