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▶400年前に日本が台湾を領有したかも知れない話 最終回(高22期 高橋克己)

そこでヌイツは「オランダ人の尊厳が昔日の如くでないこと」を早々に思い知る。平戸侯留守居役の応接が極めて不遜だったのだ。商館長ナイエンローデからも平戸における最近の横暴振りを愁訴された。8月半ばに使節は平戸を発ち、9月4日 […]

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▶400年前に日本が台湾を領有したかも知れない話 そのⅡ(高22期 高橋克己)

■タイオワンのVOC政庁 この頃、マニラのスペイン政庁は英蘭によってメキシコや明からの船が襲われる事態に対処すべく、台湾に拠点を設けることを本国に建議した。バタビア総督クーンは21年12月頃、マラッカに渡航したマニラ船を […]

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▶400年前に日本が台湾を領有したかも知れない話 そのⅠ(高22期 高橋克己)

5月の拙稿「駆け足で振り返る『台湾400年史』」の冒頭で次のように書いた。本稿はその『浜田弥兵衛事件』の顛末である。 「台湾の英語名『Formosa』は、大航海時代にこの島を見つけたポルトガル船員が『Ila Formos […]

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▶[小説]床屋の事件簿5(高22期 伴野明)

[5:何か、何かないか……]  武は頭をひねった。手がかり――何か手がかりはないか。無限エンジンの発表会の光景を思い浮かべた。エンジンのデモ、その回転が、気付くとだんだん速くなってゆく。その現象に驚いていると見事にはめら […]

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▶[小説] 床屋の事件簿4(高22期 伴野明)

[4:何かやってる]  月曜日、三人は防犯課で係員を待った。「お待たせしました。防犯課の山口です。どんなご相談ですか?」  武が代表して説明をした。「詐欺のような事に引っかかったようなんですが」「はあ、具体的にどんなこと […]

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