▶夏のベンチャーズ(高22期 松原 隆文)
以前の投稿で少し触れたが、夏はベンチャーズが最高だ。週末になると、大音量にして 何曲か聴いている。「何曲か」と言うのはCDを掛けっ放しにするのではなく、プレーヤーの傍で小まめに選曲するからだ。知っている人も多いと想像するので少し紹介してみたい。
① まず、ダイヤモンドヘッド この曲、アメリカではヒットしなかったが、日本では特大ヒットだった。ベンチャーズを初めて耳にした人は、この曲から聴いたのがほとんどだろう 。何しろ夏そのもので小気味よい。スタジオ録音盤は、エレクトーンが効果的に入り、絶品だ。 アメリカではほとんど演奏していなかったので、来日前に特訓したという逸話がある。
② 次にランナウエイ この曲、歌としても以前ヒットした曲を、ベンチャーズが編曲したものだ。リズムギータとハモるところが素晴らしく、後半メルテイラーのシンバルが冴え渡る。
③ ブルースター 少し感傷的でとても美しいメロディーだ。転調するところなんか最高に素晴らしい。この曲を聴くと十代にタイムスリップする。聴けば分かるが、ワイルドワンズの思い出の渚は、この曲そっくりだ。
④ 10番街の殺人 個人的にはベンチャーズの最高傑作。後半の低音での演奏が堪らない。又スタジオ番はエレクトーンの間奏が有り、これも良い。
⑤ 靑い渚をぶっ飛ばせ 初めにバイクかなんかの始動音が入る。これが素晴らしい。もう夏そのものだ。メルテイラーの火の出るようなドラムも素晴らしい。
⑥ 最後にキャラバン 巨匠ディユーク・エリントンの傑作をアレンジしたものだ。ライブの最後に必ず演奏するので誰もが耳にしているはずだ。
余りこんなことばかり投稿するのはこのコーナーに相応しくないかもしれないが、我々の世代は音楽好きなら皆ベンチャーズを聴いているはずだ。だから、我々にとってベンチャーズは青春そのものだった。
「ベンチャーズ」にどれほど影響されたかは、本欄で以前「青春の『1年4組バンド』」に書いたので繰り返しませんが、私の場合はyoutube+イヤホンで一年中聴きもし、時には部屋でしこしこ演奏にも勤しみます。
昨今は「ベンチャーズ・マイナスワンカラオケ」①なる優れモノ、即ちリードギターを抜いたドラム・ベース・リズムギターだけの音源があるので、それを20年以上前から愛用の「TASCAM GT-R1」という機器に録音して、自分のリードをダビングするのです。
私のYoutubeサイト「Katz channel」②に「Walk don’t run」「Pipe line」「Diamond head」「Bulldog twist」の4曲を最近アップしたので、ぜひお聴き願いたく存じます。ついでにチャンネル登録もよろしく。
松原さんのお好きな「キャラバン」は私の手に負えませんが、「ブルースター」ならマイナスワンカラオケがあれば格好がつくかも知れません。
①https://www.youtube.com/watch?v=m--lzBNFypA
②https://www.youtube.com/@user-pr6mr5ke9i
ザビア・クガートやジョー・スタッフォードや藤山一郎からベンチャーズまで幅広いですね。
僕の「横須賀ネイヴィー・ストリート」のイントロは「Slaughter on Tenth Avenue」からパクりました。
そのうち「勝ち抜きエレキ合戦」について書きますね。