▶健康の話「筋肉痛の直し方」（高22期 伴野明）
廣瀬隆夫
ちょっと前に「夜間頻尿の直し方」を投稿しましたが、引き続いてこんどは「筋肉痛の治し方」をお伝えします。今回も全く自己流の方法であり、突っ込まれても自信を持ってお答えできるものではありません。ただ、実際に体験した事であり、かつ、ほぼ間違いの無い方法であろうと思っているのでお伝えいたします。
夜間頻尿が解決して「やれやれ」と仕事をこなしていたのですが、腰の後部左側のあたりですが筋肉痛を感じるようになりました。平常時は全く痛みはないのですが、上半身の上下、左足に力を入れると「ウッ」と来ます、その痛みは確かに「筋肉痛」でした。筋肉を極端に使いすぎるか無理をすると「筋肉痛」になることは体験的にも分かっていたのですが、今回の原因が思い当たらないのです。
翌日になると痛みは増しました。といっても「ウッ」、「アッ」と叫ぶだけで、それほど仕事に影響はありませんでした。ところが三日目の朝、痛くて寝返りが出来ません。「こりゃあマズイ」と対策を考え始めました。「マッサージか指圧で改善するのでは？」と素人考え、親指で患部を揉んだり、指圧で強めに押してみたり、しばらくすると、ちょっと改善したような感触がありました。しかし結局その日は「ウッ」、「アッ」の繰り返しで終わりでした。
例によってNetを検索、「筋肉痛」の記事を探しました。「患部を冷やす、マッサージする」は予想通りでしたが、「食べ物の選択」やら、ありとあらゆる方法が出てきました。
若い頃なら「放っておいても2～3日で自然に治る」事だったが、73歳では「何かしなければ」とマジで考えました。
Netの記述によると「運動をしたあと数時間から数日後に遅れて現れる筋肉痛を『遅発性筋肉痛』」というのだそうです。正にそれです。
じゃあ「どの運動が原因か？」と考えると、一つ思い浮かびました。運動ではないが、作業場のシャッターが古い故に開けるのに特に力が要るのです。確かにその際は左側に体を傾けて開ける、「あれか……」と納得。
Netによる「マッサージする」とは、どの位の圧力で、どの位時間を掛けるのか、あまり詳しい記述はありませんでした。病院か整体師に行けば当たり前に治療してくれるでしょう。しかし
その前に何か出来るはず、と考え出すと、弟が「これ、使えばいいじゃん」と「電気マッサージャー」を押し入れから取り出しました。弟は一時健康マニアで健康器具や道具を買い揃えていたのです。原始的な「ブーン」と振動するやつです。
前述のように、確かにちょっと指圧したぐらいで若干改善したので、「これでマッサージしたら効きそうじゃん」と超、素人考えで使ってみました。
効きました。わずか5分間の使用でテキメンに改善、痛みが半減です。しかしやり過ぎは避けようと、その時はそこまで、わざと約4時間空けて再度実行。
結果なんと90％の改善です。ほんのちょっと、奥の方に痛みが残っている感じでした。その日はずっと改善の状態を維持、「この分じゃあ、明日になったら100％改善じゃん」と喜んで床につきました。
ところが翌朝、なんと痛みがぶり返していたのです。「えー？ 何で？」とショックでしたが、前々日に比べると80％ぐらいの痛みです。
痛みのメカニズムは分からないものの「改善はしてる」と前向きに考えました。もう一度Netを検索、するとこんな一行がありました。
「筋肉痛は傷ついた筋線維が炎症を起こした際に『生み出される物質』により筋肉が刺激されて起こる痛みである」
なるほどその通りとすると、ここ数日の推移に説明が付く。理屈屋の私としては次のように推論し、実行しました。
『生み出される物質』を仮称『悪玉』とします。
＊重いシャッターを開ける時に、瞬間的に力を入れすぎ、背筋の一部が損傷した。
＊翌日になって損傷した部分から『悪玉』が流れだし、溜まった部分が反応して痛みが発生した。
＊「電気マッサージャー」でマッサージをすると『悪玉』は拡散し、平均化するので反応は弱まり痛みは和らいだ。
＊ところが損傷部分はまだ完治していないので、出血が続くようなイメージで『悪玉』はまた患部に溜まって行く。結果、翌日朝になると痛みがブリ返している。
そうなると患部が自然修復され、『悪玉』の出が止まるまで痛みは消えないことになります。
＊しかしながら痛みが改善しているのは確かなので、「方向性に間違いはない」と勝手に決めました。
その翌日の朝、痛みは60％程度になっていました。
＊「良いんじゃない……」と朝一の「治療？」のマッサージを、より痛みの中心部、「アッ、ソコ」みたいな感じで、深いところを徹底的に突くような使い方で行いました。95％回復の感じ。
＊さらに4時間後、同様に治療――完全に痛みが消えた感じまで。
さて、今朝、痛みは完璧に消えていました。万歳！！
