▶高校生の講演を聞く(高22期 加藤 麻貴子)
他の高校の話で恐縮ですが9月21日に、横須賀総合高校の文化祭に行ってきました。友人の娘さんがイタリアに1年間留学をして同校に復学しその体験を文化祭で講演するというので聞きに行きました。
横須賀総合高校は本格的なホールや食堂もオシャレで3階まで吹き抜けの建物はとても斬新な印象でした。また踊り場や廊下には美術部の絵画が飾られていました。美術部の作品は全国的にも定評があり、賞を取る学生も多いと聞いています。
さて彼女の講演ですが。司会者が「イタリアについて25分間喋り倒します」と紹介した通り圧巻の講演でした。冒頭に挨拶と自己紹介をネイティブのようなイタリア語で話して聴衆の心を掴むと、それからは日本語でしたがイタリアと日本の食文化の違いで話に引き込み、ホストママとのエピソードはジェスチャーを交えて笑いを取り、学校で歌曲を歌った話ではほろりとさせました。
最後にイタリア留学を希望した動機と将来は留学の体験を通して心理学を学びたい、留学をしたことで初めて何事にも恐れず人生を切り開いていく自信を持ったと結びました。まるでひとり芝居のような怒涛の30分でした。
また、会場で耳を傾けていた校長先生のリクエストに応えて留学先の学校で歌ったイタリア歌曲と日本語の「花は咲く」を披露してくれました。話し言葉の声とは違うオペラ歌手のような歌声に万雷の拍手が送られました。
彼女は幼い頃はやんちゃではにかみ屋さんだったので、目を見張るような成長ぶりに驚きました。18歳でこれだけのスピーチができることは本当に素晴らしいと思います。彼女の未来に乾杯です。
25分の講演、拝聴したかったですね。録画してyoutubeに上げるとか、今さら無理でしょうね。先月の「校歌祭」の様子は全校分を撮影してDVDにし、11月頃入手出来とのことでした。書いたものにしろ、講演にしろ、記録に残すことは記念になる。大事なことです。
録画はしていたと思いますが、高校の文化祭のことなのでSNSなどには上げないようにという注意がありました。