▶浜離宮恩賜庭園に行ってきました(高25期 廣瀬隆夫)

ここは、寛永年間(1624~1644年)までは、将軍家の鷹狩場で、一面の芦原だったようです。野ウサギとかキジなどを獲っていたのでしょうね。その後、四代将軍家綱の弟の松平綱重が承応3年(1654年)に別荘を建てたそうです。江戸湾とつながっていて海水を導き、潮の満ち引きによって池の趣が変わるという趣向だったそうです。今は、水門で水位を調整しています。海と繋がっているので、エイやクロダイ、スズキなどが入ってくることもあるそうです。明治維新のあとに皇室の離宮となり、名前も浜離宮となりました。

第8代将軍徳川吉宗の時代、享保13(1728)年にベトナムから象が輸入され2頭の象が飼われていたそうです。長崎から江戸へ80日間かけて歩いてきたそうです。その象の餌だったというクネンボ(九年母)の実がなっていました。

昔は、倉庫もあったそうです。米や味噌醤油などを船で運んで倉庫に備蓄するということもやっていたそうです。また、要人を招いて接待する迎賓館のような建物もあったようです。

周りは、汐留の近代的なビルで、その中にタイムスリップしたような風景が広がっています。ここから築地場外市場までは、歩いて15分くらいですので、庭を見たあとに寿司を食べるというのも良いかもしれませんね。

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