▶サンマの刺身が食べたい(高22期 高橋克己)

『時事通信』が2日、「今年のサンマは大ぶりで、食べ応えがある」と報じていました。「秋の味覚・サンマは近年、深刻な不漁が続き、取れても痩せた細身ばかりだったが、今シーズンは大型の水揚げが増加。かつてのような丸々と太ったサンマの再来を喜ぶ声が上がっている」そうです。
ならば刺身で食べたい、と思って近くの「ヨークマート」にいそいそと出掛けました。が、アジの刺身はあるが肝心のサンマが見当たらない。売り場の奥に店の人がいたので、
Q:「ちょっとお伺いしたいが、サンマの刺身は売り切れ?」と聞いたところ、その答えに少々びっくり。
A:サンマの刺身は置いてないんです。
Q:あらま、なぜなの?
A:サンマはアニサキスがいるので、刺身で売らない方針なんです。
Q:アジだっているでしょうに。
A:きっちり冷蔵してから捌いているので大丈夫です。
Q:同じようにすればサンマもいけるんじゃないの。(諦めて)家でおろせば刺身で食べられるかな?
A:ハイ、でも自己責任でお願いします。
ということで、その場からスマホで家内に捌けるか聞くと、あっさり「無理ね」とつれない。20年ほど前に大井町で単身赴任していた際、駅前のイトーヨーカドーでサンマだかイワシだか忘れたが、刺身で食べようと「三枚」におろしてもらったことがありました。が、昨日はそれを思い出せなかった。
見たことはないですが、アニサキスは肉眼ではっきり見えるらしいので、注意して扱えば大丈夫なようです。そうしたら、今晩のおかずはサンマでした。もちろん焼いたやつ、刺身で食べたいなあ。
京急横須賀中央駅の「回転寿司」まで行けば食べられます。確か2貫一皿440円也。
アニサキスは長さ2~3cm太さ0.5mmから1cmの細長い糸のような寄生虫で様々な魚介類に寄生していてアニサキス症の発症は日本で年間7000件以上、誤って体内に入れてしまうと虫体が胃や腸の壁面を破ろうとして潜り込み激しい炎症を起こし強い腹痛に見舞われる。胃カメラで虫体を取り除く治療をする。だがアニサキスは人間の体が寄生に適していないから1週間もすると自然に死滅する。高温にも低温にも弱いので、イカなどは冷凍庫に一日入れておけば安心してお刺身で食べることができる。でもサンマは冷凍して解凍して刺身にしたら美味しくないよね。