▶健康の話「夜間頻尿の解決法」(高22期 伴野明)

高22期の私は今年の五月ごろだったでしょうか、いわゆる夜間頻尿の症状が出まして、約四ヶ月かかりましたが解決しました。
どうでしょう、同年齢、もしくはもう少し若くても六十代ぐらいの方は同様な症状でお困りの方は多いのではないでしょうか?
 解決した、というのは朝まで一度もトイレに行かなくて済んだことを指します。ちょっと微妙な言い方になっていますが、私は解決したな、と認識しています。もう、二週間以上それを維持していますので、皆さんにもお伝えした方が良いかな? と思った次第です。
 もちろん医学的根拠などはありませんが、真似をしても問題が無い方法なので、もし宜しかったら試して見てください。

 まず、どんな症状であったか
眠りについて約二時間すると尿意を感じました。「ああ、寝る四時間ぐらい前にジュースの類いを飲んだな……」とトイレを済ませましたが、また二時間ほどすると尿意が来ました。一回目よりは尿の量は減りましたが、「そんなに多量に飲んでないのにしつこいな……」、まあ仕方が無い。
そんな感じで、もう終わりだろうと気にしませんでした。
 ところが三度目が来たのです。時間的にはまた二時間です。尿の量は「ちょっとだけ」みたいな量でした。

 それから毎日その状態でした。さすがに「生活習慣が問題か?」と心配し始め、「寝る四時間前ぐらいから飲み物は飲まない」を実行しました。
 全然変わりません。「コーヒーのカフェインが悪さをしてるのかも」とコーヒーを二週間絶ちましたが、効果無し。「面倒だが起きてからの生活に支障がないならそれで良し」と決めたのですが、徐々に影響が出てきたのです。とにかく体の動きが重い、普通に歩くのにバランスが悪い、
など、「なんだこれは」と考えると、徹夜作業の時の朝の体の状態にそっくりなのです。
 睡眠不足?、夜間トイレの後はすぐ眠れるので、睡眠の質は落ちていないと確信していたのですが、「実は眠れていない」と分かりました。

 さてそれからです、ネットの「夜間頻尿」の動画等を片端から見ました。あるある、やはり該当する方が多いのでしょう。
鍼灸、整体師、当然ながら本当の医師、「すぐに直せる夜間頻尿」なんて動画が沢山ありました。
 たぶん普通に泌尿器科に行けば一発解決できるのでしょうが、「薬で解決したくない」私は、「何か方法がないか」と考えました。

原因の特定
考えられるのは二つ、一つ目は私の場合、男性特有の前立腺肥大によって膀胱の容量が少なくなっている可能性。医師の解説動画に、尿の量を毎日量るというのがありました。一回の量は200CC前後あれば合格らしいのです。試しに測ってみたら約160CCだったので、「年齢と体重から想定すると良いんじゃない……」と納得しました。そもそも私の場合、尿意が尿の量に因る物ではないのは前述の通りです。
 ならば二つ目として考えられるのは「尿意センサーの誤作動」、その可能性が高いと想像しました。ただ、いまでも分からないのは、尿意の来るのがほぼ2時間毎ということ。
 とにかく「尿意センサー」を修復しないと解決はなさそうです。どうすれば「尿意センサーを修復するか、あるいは鈍くできるか」その方法です。

「どうしても薬を使いたくない」私は、さらにネットをぐるぐる見回しました。
「これはウソくさい」、「これは面倒くさい」、「なんだこれは……」など。
結果を言います。答えは「なんだこれは……」の動画だったのです。
「なんだこれは」と思ったので素通りしてしまったが、印象は残っていました。
 60歳ぐらいの登場人物が「我慢すればいいんだよ……それで直るから」と言っていたのです。
「そんな簡単な事で……」と思いますが、考えて見てください。日中だとちょっと尿意があっても、「いま近くにトイレないから我慢するか……」は普通のことでしょう。
それを夜間の尿意の時に「ちょっと我慢」すれば良いのです。
実際にやってみると「ちょっと我慢を3~5分」で尿意は消えます。で、そのまま寝付けます。
二度目、三度目の尿意の時も同じです。それを繰り返していると頻尿の回数がだんだん減ってきます。きっと尿意のセンサーが慣れちゃうんでしょうね。
 肝心の睡眠不足は解消しました。日中の不調も完全に解決。

 これは私だけの解決手段かもしれません。他の人に通用するか? でも真似しても問題は起きませんから試してください。ただ、現実的には、すでに何か薬を常用している方には当てはまらないかもしれません。その薬の副作用が絡んでくると、こんなにシンプルには行かないでしょうから。

    ▶健康の話「夜間頻尿の解決法」(高22期 伴野明)” に対して3件のコメントがあります。

    1. 和田 より:

      なかなか面白いですね。簡単なことだけど、面白い。我慢してお漏らしをしたらどうしようという恐れはなかったのですか?私は幼少の頃は何度も経験しました。
      しかし、大人になってからはそういう気はなく、現在では一度も夜は起きません。たまに暑すぎたりなんだかで、目を覚ますときがあり、そのときに多少の尿意はしますが、まあいいやと我慢してしまいます。前立腺の肥大はありません。泌尿器科の医者に、前立腺の肥大はなぜ起きるの?と聞いたら、わかりませんと答えられそれ以上の話は進展しなかった。
      我慢が肝心ですかね。

    2. 高22期 伴野 明 より:

      コメントを頂き、ありがとうございます。和田さん、ご健康でなによりです。
      私の場合、膀胱の容量不足ではないと想定していたので、ちょっと我慢してみたら意外とあっさり
      尿意が消え、そのまま寝られたのでした。文中の二時間おきの尿意の理由は、たぶん睡眠サイクルだと分かってきました。レム睡眠との切り替えの時に、信号が入るのでしょう。

    3. 高橋克己 より:

      尿意を感じても、私の場合まず1時間は我慢できます。そのせいなのか、毎日12時頃に寝床に入り眠くなるまで本を読んで(概ね1時間余り)、睡魔に襲われると灯りを消して寝入り、そのまま朝8時までトイレに行くことはありません。
      コーヒー好きなので、昼間は白湯の様な薄いのを日々2L近く飲み、それなりの回数トイレに行きますが、就寝時は前述の通りです。外へ呑みに行ってもトイレには3時間に1度ほどです。もっとも焼酎水割りを2‐3杯しか飲みませんけど。
      伴野さんの記事を読み、普段から我慢する習慣が付いていて、いつの間にかこういう身体になっているのかも知れない、と思う次第です。

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