▶防衛大学校開校祭(高22期 加藤 麻貴子)
11月10日は防衛大学校の開校祭でした。体育祭と文化祭が一緒になったようなイヴェントです。留学生のホストファミリーとなっているので20数年毎年見学に行っています。他の大学との相違点は学校が全面的に協力していることと観閲式があることです。式には前学校長、市長代理、防大協力会の斎藤氏(横須賀高校OB)、各国の武官大使などが招かれています。観閲官は学校長と防衛大臣でジープの車上に立ち学生たちを観閲しスピーチをします。今年は防大出身の中谷防衛大臣が来校しましたが観閲時の振舞やスピーチにかなりがっかりいたしました。昨年は小野田防衛政務官が防衛大臣代理来校し、女性ながらジープ上での毅然とした立ち姿や学生たちを鼓舞するようなスピーチに大変感銘を受けました。
楽しみは各国の留学生の文化紹介のブースを見学することです。昨年はコロナ明けでもあり見学者も多くありませんでしたが今年はとても賑わっていました。数年前まではタイやベトナムなどのお国自慢の料理の模擬店がありとても人気でしたが今はありません。大隊ごとの模擬店も姿を消してしまい寂しく思います。名物の棒倒し競技を今年は見学しませんでしたが一見の価値があります。女子学生による棒引きも来年は一般の人たちが見学できる時間帯で計画されているようです。
横須賀在住なら一度は訪れてみるのも良いと思います。
留学生のブース写真、それぞれのお国柄が出ている作品共々とても力作です。私は下町で遭遇する防大生や工科学校生に「頑張って」と声を掛け、励ますのが趣味なんです。ある時、日本人かと思ったらカンボジアの留学生だったこともありました。彼ら彼女らが防大留学を終えて、母国防衛の要職で活躍するなんて、胸がわくわくしませんか。素晴らしい制度だと思います。ホストファミリーとしてそれを支援する加藤さんも立派ですね。
愚問です。観閲式の行進には、陸軍分裂行進曲を演奏するんでしょうか?