▶どんど焼きに行ってきました(高25期 廣瀬隆夫)

1月11日、金沢区の高舟台第2公園で行われたどんど焼きに行ってきました。前日は強風が吹いていましたので心配していましたが、近隣の消防団の方々が見守る中、門松や松飾りのお焚き上げは無事に、滞りなく行われました。運営された皆さんは、周囲の木々に事前に水をまいたり、松飾りの紙は舞い上がるため燃やさなかったりと、かなり慎重に対応されていたようです。

紅蓮の炎は煙とともに見る見るうちに天へとのぼり、清らかに古い年を送り、新しい年を迎えるための儀式として、静かな緊張感と温かさが同居していました。最近は、たき火をすることもままならなくなりましたが、ここでは久しぶりに大手をふるって火を扱うことができます。燃え盛る炎を見つめていると、体に流れている太古からの記憶がよみがえってくるような、不思議な感覚を覚えました。

お焚き上げの後には、お神酒でお清めをした後、きな粉餅、あんころ餅、そして湯気の立つ豚汁が振る舞われました。冷たい風にさらされた体に、その温もりがじんわりと染み込んでいきました。自然と行列ができ、言葉を交わしながら箸を動かす光景を眺めているうちに、正月行事の本当の意義は「食べること」そのものよりも、足を運んで集まり、「一緒に過ごすこと」にあるのだと感じました。

このどんど焼きは、もう30年近く続いているそうです。松飾りの仕分けや、お餅を手でこねる作業など、準備に関わる方々の動きは実に手際がよく、無駄がありません。長年積み重ねてきた経験が、そのまま身体に染みついているようでした。

当日は多くの方が集い、子どもから高齢の方まで、皆さん穏やかな表情を浮かべておられました。満足そうに帰っていく後ろ姿を見送りながら、こうした行事が続いていること自体が「地域の豊かさの証」なのだと思いました。新しい一年を迎えるにふさわしい、穏やかな年の始まりを感じさせるイベントでした。

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