▶ノーベル物理学賞受賞 小柴昌俊さん(中32期)
■ 略歴
小柴昌俊(こしばまさとし)さんは、1926年(大正15年)9月19日 )に愛知県に生まれました。1987年、自らが設計を指導・監督したカミオカンデによって史上初めて自然に発生したニュートリノの観測に成功したことにより、2002年にノーベル物理学賞を受賞しました。
母親を幼くして亡くしたため、ドブ板通りの近くに住んでいた叔父の家から横中(中32期)に通っていました。幼いころは軍人か音楽家を目指していたのですが、横中1年の12歳の時に小児麻痺にかかり、両方とも諦めることになってしまいました。入院中に担任から贈られたアインシュタインの「物理学はいかに創られたか」が物理学者を目指すきっかけとなったと語っています。
東京大学を卒業後、フルブライト奨学生としてアメリカ合衆国のロチェスター大学博士課程へ留学して博士号 を取得し、東京大学に戻り1970年に理学部の教授として素粒子の研究を続けました。現在は、素粒子物理国際センター参与としてご活躍されています。 【ノーベル賞受賞インタビュー 2006年】
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■ 小柴 昌俊さんの言葉
「今はできなくても、いつかは実らせたいと思う卵を、いつでも3つか4つ胸に抱いて、夢をもって生きるといい」この言葉は、大きなことを成し遂げる上で、夢を持ち続けることの大切さを教えてくれています。
【参考】
小柴さんの業績(ニュートリノ、天文物理学、カミオカンデ)
小柴教授 文化講演会「やればできる」
国立科学博物館(科学系ノーベル賞受賞者9人の偉業)
ウィキペディア(小柴昌俊)
横須賀芸術劇場講演「やればできる」(16/7/22)