孔子の言葉<巧言令色鮮(すくな)し仁>

<巧言令色鮮(すくな)し仁>
【解説】
口先だけで上手を言い、表情をとりつくろって人に気に入られようとする者には、最高の徳である仁の心が欠けているということ。
【言葉の意味】
・巧言・・・巧みな言葉遣い
・令色・・・顔色をとりつくろうこと
・仁・・・他人と親しみ、思いやりの心をもって共に生きようとする品性
【私見】
いつもニコニコしているのに、心のなかでは相手を軽く見て、裏に回って無礼な行いをする人がいます。別の言葉で慇懃無礼(いんぎんぶれい)と言いますが、こんな人は信用出来ないと言っているんですね。あまりにも人当たりの良い人は気を付けなければいけません。

<義を見てせざるは勇なきなり>
【解説】
人として行うべき正義と知りながらそれをしないことは、勇気が無いのと同じことである。
【私見】
1月19日に柏駅のホームに止まったJR常磐線の車内で25歳の女性が突然産気づき、そのまま女の赤ちゃんを出産したというニュースがありました。産気づいた女性を見て、とっさの判断で乗り合わせた元看護師の方が、赤ちゃんを取り上げたというのです。まさに、この言葉を実践した勇気ある行動ではないかと思います。
(高25期 廣瀬隆夫)

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