▶日本・ブラジル友好のイペの木

京急・六浦駅の近くの六浦白梅公園に黄色い珍しいイペの木の花が咲いています。この木にまつわる日本・ブラジル友好のお話をご紹介します。(高25期 廣瀬隆夫)

この六浦白梅公園には、白梅保育園があり、二宮金次郎像がありました。平成8年に廃園になるとき、園長が小田原城の近くにある報徳博物館を運営する(財)報徳福運社に寄贈しました。

この像は、平成21年に日本人ブラジル移民100周年を記念して、(財)報徳福運社からブラジルに渡りました。そのお返しに、ブラジルの神奈川県人会から、日本・ブラジル友好の木として贈られたのが、このイペの木です。

普段は何の変哲もない木ですが、毎年春になると黄色い花を咲かせて目を楽しませてくれます。この花を見ると100年以上前に、どんな思いで遠いブラジルに渡ったのか、その子孫たちが、日本を忘れずに、心の支えとして今でも二宮金次郎像を大事に守っていることを思うと胸が熱くなります。

4月いっぱいは、黄色いきれいな花を見ることができます。みなさんも、この花を見たら日本とブラジルとの深い友好について考えてみてください。

参考:六浦白梅公園愛護会説明板

    ▶日本・ブラジル友好のイペの木” に対して1件のコメントがあります。

    1. 高10期 上田 寛 より:

      日本ではあまり見かけない珍しい花ですね。調べてみると、別名「黄色い桜」とも言うようです。満開になると木全体が黄色く染まるので、黄色い桜もうなずけます。花が咲き終わった後、葉が出てくるのも似ています。

      種は20~30㎝ほどの大きな莢(さや)に収まっているというから驚きです。今年はお花見どころではなかったのですが、おかげさまで珍しいお花見が出来ました。

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