▶横須賀高校2020(令和2)年度 第73回卒業式の報告
水仙の花がきれいな暖かい3月6日(土)に行われました。今回は、コロナウイルス感染拡大を防ぐために、来賓の出席無し、保護者1名までという縮小された形で、2020(令和2)年度卒業式第73回卒業証書授与式が静かに実施されました。(高25期 廣瀬隆夫)
高校73期の卒業生は311名でした。式は午前10時から始まり、教頭の「開式のことば」に続き、国歌と校歌は、飛沫を防ぐために斉唱はありませんでした。全員着席の後、卒業証書授与に移り、担任による一人ひとりの呼名が始まりました。卒業生たちは名前が呼ばれると起立して短い返事をしていました。クラス代表の生徒たちが、それぞれ壇上で立派に証書を受け取りました。
「学校長のことば」では、冒頭でコロナ禍を乗り越えて素晴らしい文化祭は、横高の歴史に残る快挙だった、この経験は卒業してからの人生を支えるものになるというお話がありました。
その後、2つのお話がありました。
一つは、ダイバーシティのお話。ダイバーシティ(Diversity)とは、直訳すれば「多様性」。自分のしっかりした考えを持ち、他人の意見も尊重することの重要性を話されました。横高は伝統的に多様性を認める文化があると言われていました。
もう一つは、内と外のお話。コロナ禍で人と会ったり外出が制限されています。このような時こそ、自分の内側に目を向けて内面を成長させることが重要と言われていました。高校はこれからの人生の基礎を作る場。横高の3年間でしっかりした根が伸ばすことができた。この根の上に葉を茂らせ大きな幹を作っていって欲しいと言わました。
最後に、「艱難汝(かんなんなんじ)を玉にす」というお話がありました。コロナ禍を逆手に取って、困難や苦労を乗り越えて立派な人間に成長して欲しいと締めくくりました。
続いて司会より祝電の披露と来賓の紹介があり、「記念品贈呈」として目録の贈呈が行われました。
「在校生代表のことば」では、先輩の後ろ姿を見て学ぶことができた。コロナ禍を乗り越えて卒業できたことに自信を持って、これからも私たちの目標となるように歩んでくださいと言われました。「卒業生代表のことば」では、講義だけでなく部活やプリンキピアの活動を通して、自主性を重んじるという横高のあるべき姿を目指して学ぶことができた。コロナ禍で開催が危ぶまれていた文化祭を、横高ならではの素晴らしい形で実施できたことが大きな自信となった。記恩ヶ丘に春風が吹く季節に、このように卒業できたことをみなさんに感謝したいとお礼を述べました。
在校生、保護者、教職員から送られる大きな拍手の中、311名が会場を後にしました。
生徒が退場した後に担任の先生方からお話がありました。一人も脱落者を出さない、生徒の自主性を重んじて「生きるチカラを身につける」という教育を行った。生徒が自分たちで作り上げた文化祭はすばらしかった。この礎の上で卒業しても力強く歩んでもらいたいと言われました。
静かでしたが、内容の濃い良い卒業式でした。体育館を出たのは、11時半くらいでした。親にとっても、たいへんに学ぶべきことが多かったです。
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横高の卒業生の上地横須賀市長からの祝電をご紹介します。
県立横須賀高等学校 卒業生の皆さんご卒業おめでとうございます。皆さんのたゆまぬ努力が実を結び、本日、卒業の目を迎えられたことを、心からお祝い申し上げます。コロナ禍で節目を迎えた皆さんは、これからの未来において、どんな試練をも乗り越えられる強さがあると確信しています。そして、支えてくれた周囲の人々に対し「よかった、ありがとう」と日々感謝する気持ちを持って過ごしてください。学校生活で学び、そして磨いた感性を十分に発揮し、自分自身を信じて夢に向かって羽ばたいてください。新しい時代を担う皆さんの輝かしい未来を心よりお祈りいたします。(横須賀市長 上地克明)
廣瀬隆夫様
息子さんのご卒業おめでとうございます。
貴重な卒業式への参加の報告、海浦校長先生の言葉、卒業式の様子、母校の現況、等 大変興味深く拝見させていただきました。
2021.3.7.11期山田茂雄
ありがとうございます。
横高の卒業式は、ひと味違いますね。
子どもが卒業しましたので、これで出席できなくなると思うと残念です。
次は、孫が入ったら行けるかもしれませんが・・・。
おめでとうございます。もう卒業ですか、という感じですね。私の高校時代は、ずいぶん長かったという思いがありますがね。コロナ下で大変だったでしょうね。とにかくおめでとうございます。朋友会のHPではまだ報道はありませんね。
17期 和田
ありがとうございます。
最後の1年は大変だったようです。何とか乗り越えて卒業できて良かったです。
ご子息のご卒業おめでとうございます。
早いものですね。
参列者ならではの貴重なレポートありがとうございます。
生徒にとって、今年は格別心に残る卒業式になったことでしょう。
ありがとうございました。ようやく、進学先も決まり、ほっとしているところです。73期の同窓生になります。