▶航空会社の工場見学に参加して

このほど、全日空(ANA)と日本航空(JAL)の2社の「工場見学」に行ってきましたので、その内容をご報告します。(高17期 和田 良平)

■ 工場見学って?
航空会社には、サービスの一環として、工場見学があります。工場見学と行っても、両社とも生産工場ではありませんので、その内容は飛行場にある格納庫の見学なのです。あの大きな飛行機を間近で見られて、格納庫の大きな扉を開けると目の前は滑走路で離着陸する飛行機が見られます。見る位置はグランドレベルなので、空港のターミナルにあるレストランで窓から見るのとは違い、遮るガラスもなく大迫力間違いなしです。場所は羽田空港です。私が参加したのは2回目で、2019年が前回の参加でしたが、コロナ禍でしばらく中止となり、このほどやっと再開されたのでした。下記の図はグーグルアースの写真ですが、ご覧の様に両社ともA滑走路に面しております。

■ 無料だけど、予約を取るのはちょっと大変
この工場見学に行くためには、ANAもJALもそれぞれの会社のホームページから申し込みます。
・ANAの申込先 https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1398736.html
・JALの申込先 https://www.jal.com/ja/kengaku/

無料コース以外に、マイレージを使ったり、カードを使った場合のみという制限があるものもありますが、私が今回参加したコースは、いずれも無料コースでした。それぞれのHPで調べると、日程や申込方法が分かります。ANAは平日のみですが、JALは土日も含めて開催しています。

予約を取る工夫は、
①あらかじめ申込と受付時間を調べておきます。
②その時刻の5分前ごろにスタンバイします。
③HPから該当するページのなかで、あらかじめ人数、時間などを選び、注意事項にOKまで押して、最後の日程を指定する画面で待っています。

募集枠は、40人程度ですから、すぐ埋まります。きちんと正確に合った時計を見て、予約時間を過ぎた頃に日程を決めるページに入ります。ダメだったらF5キーを押して、再チャレンジ。開始時刻から10分程度は、ダメでも再トライしてください。私はこの方法でANAは1人分、JALは3人分取りました。

■ 飛行機の説明と会社案内を座学で聞きます
最初の30分ぐらいは、座学で聴講します。なんで飛行機は飛ぶのか?その後は、展示室の見学をします。そして最後の1時間は、いよいよ格納庫へ。私が参加したANAは、6月7日(火)午前でした。場所は、モノレールの新整備場駅から歩いて15分。かなり距離があります。受付は、滑走路と反対側の建物で、その1Fで座学を学んだ後で、3Fに上がり、連絡通路を通って滑走路側に行きます。そうすれば格納庫の中に入れます。この写真は3Fから見ていますが、下まで降りていきます。

エンジンの分解したものや、座席やトイレなどもバラバラにして並べてあったりします。右側が滑走路側で、格子窓がある扉を全部開けると、目の前は滑走路です。この日は目の前を着陸する態勢で次から次と来ていました。車輪(ギアと言います)が出ているのが分かると思います。

■ 格納庫の場所の違いは大きい
A滑走路に対し、ANAは着陸時は手前に位置しています。JALは少し先です。そのため上記のANA機は、まだ地上から少し距離があります。JALだともっと地上に近づいているのが見られます。

JALに行った日は、ANAの時とは風向きが違い、そのため離陸風景を見ることが出来ました。この日は大変な強風が吹いており、外ではマスクが飛ばされるのではないかと心配するほどの風でした。連写で撮影すると、ギアを収めていく様子がよく分かります。こうして羽田空港の2社を比較すると、JALの方がモノレール駅のすぐ前なので便利でした。途中の売店で、それぞれの航空会社のグッズを求めることが出来ますが、JALの方が充実していました。なにはともあれ、飛行機に興味のある方は、参加されると面白いかと思います。(了)

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