▶ぶらり散歩「秋の曹源寺」

龍の彫刻や鬼瓦がみごとでした。お墓の方に登って見下ろしましたら横高の校舎が見えました。坂東武者の校歌に出てくる四辺寸土、現在、横高の校舎が建っている場所は、昔は全て曹源寺の境内だったようです。山の方を見ましたら眼下に横高のグランドが見えました。(高25期 廣瀬)

曹源寺は、奈良時代の名僧である行基の開基と伝えられている古い寺院です。行基は奈良の大仏の実質的な責任者だったそうです。古い文献には宗元寺と記されています。ここに伝わっている運慶の作ではないかと言われている木造十二神将立像は、国の重要文化財に指定されていています。先日、金沢文庫の運慶展で実物を見ましたが、迫力のある素晴らしい仏像でした。12体もの仏像が、よく残ったなあと思いました。鎌倉幕府を開いた源頼朝が相模国の神社仏閣27ヶ所に妻の北条政子の御産加持を命じた祈願所の一つだったそうです。

このような由緒あるお寺の境内に、どのような経緯で横須賀高校が建ったのか、記恩ヶ丘の近くにあった淡嶋神社との関係なども知りたいものです。この辺の事情をご存知の方はご一報ください。

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