▶山岳部主催第2回『山岳映画鑑賞会』のパンフレット

たぶん、叔父(高5期)が在学中のものだと思いますが、(本人は覚えていないようです)当時1950(昭和25)年の横高山岳部映画鑑賞会のパンフレットが出てきました。勿論、私が生まれる前の物なので、詳細はわかりませんが、貴重な資料なので公開させていただきます。記憶にある方が居られましたら一言コメントをいただけましたら幸いです。(高22期 野地 宏)

野地さん、貴重なパンフレットのご提供、ありがとうございました。拝読させていただき、少し解説を入れましたのでお読みください。(高25期 廣瀬隆夫)

このパンフレットを読みますと色々なことが分かります。当時の横高の山岳部は、毎月精力的に活動されていて気軽なワンゲル同好会のようなものでなくクライミング(岩登り)も伴う、大学の登山部レベルの本格的な山登りを行っていたようです。鷹取山の岩場での岩登りの基本練習して丹沢に行ったりしています。

山岳部映画会では学校長も挨拶しており、かなり本格的な催しだったようです。会場は、市民会館とありますが、今の横須賀市文化会館か、はまゆう会館でしょうか。横高10月祭記念行事とあり、これは、今の文化祭ではないかと思います。総天然色という言葉に歴史を感じます。今のようにビデオがない時代にカラーで映像を残してたというのはすごいことではないでしょうか。第一部で山行きの映画を上映し、第二部はアニメのような楽しい映画を流したようです。「カチカチ山の消防隊」は防災用の映画ではないかと思います。
このフィルムがあったら見たいですね。

今の京急の社長の原田一之さんは横須賀高校の卒業生(高24期)ですが、70年も前に京浜急行が後援をしていたということもご縁を感じます。京急の広告には、毎日曜祝日ハイキング特急運転、毎土曜週末特急運転とあります。浦賀剣崎三崎城ヶ島コース(240円)、東京湾横断鋸山コース(250円)、逗子油壺城ヶ島三崎コース(210円)、観音崎灯台コース(150円)、神武寺鷹取山コース(120円)とあります。油壺には、逗子経由で行ったのですね。運賃は、全て品川からの往復料金です。現在、品川-三崎口間は、往復で1850円ですから、ずいぶん安いと思いますが、当時は白米10kgの値段が450円、現在は3600円ほどしますので物価は約8倍です。換算すると運賃は、あまり変わっていないことが分かります。いろいろなことが分かって楽しいですね。

このパンフレットをご覧になって、横高山岳部や当時の出来事についてご存知の方は、この問い合わせフォームからご一報ください。
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