▶横須賀高校 海浦新校長「不易流行」

海浦校長は、2019年4月に横須賀高校の第29代校長に着任されました。海浦校長は、横須賀高校の高32期のご卒業で、前任地は神奈川県立横須賀工業高校です。その前は横須賀高校の定時制の教頭でした。先日の2019年度の朋友会の総会のご挨拶でお話されていました。横須賀高校の100周年の時も、朋友会の校内幹事として活動されていたということで、横須賀高校や同窓会についてよくご存知です。

横高のホームページによりますと、「自主自律」「自学自習」「文武両道」という吉田庫三校長の時代から守られている校訓に加えて「不易流行」という言葉を新たにご紹介されています。「不易」つまり「変えてはならないもの」を守りつつ、新たな取組を展開するということです。この考え方は、横高の歴史と伝統を守り、新しいことにチャレンジするという記恩ヶ丘の会の考え方にも共通するところがあります。今後ともよろくお願いいたします。(高25期 廣瀬隆夫)
【横須賀高校ホームページの海浦校長ご挨拶】
https://www.pen-kanagawa.ed.jp/yokosuka-h/zennichi/gaiyou/2-2gakkoutyou.html
【2019年度恩師短信】
https://kiongaoka.sakura.ne.jp/blog/2019/03/30/2019idou/

【不易流行】
不易流行は、論語や老子などの中国の古典からとった言葉だと思いましたら、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅を通して体得した五七五の境地だそうです。社会や生活がどんどん変わっても、公理のように絶対に変わらないものがある、それが「不易」なんですね。ファッションは毎年変わりますが、デザインの基本は変わらないというようなことです。ブログやSNSという便利なコミュニケーションツールが流行っていますが、その便利さばかり追求していては本質を見失うということですね。「不易流行」は俳諧に対して説かれた極意ですが、学問や文化や人間形成にもそのまま当てはめることができると思います。 海浦校長、すばらしい言葉を教えていただき、ありがとうございました。(廣瀬)

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です