▶温室制作のすすめ

皆様は、「温室」と聞くとどうイメージするでしょうか?ヨーロッパにあるような、ガラスで周りを囲った背の高い建物。畑によく見られる半円筒形のビニール囲い。津久井浜のイチゴ狩りに行くとみられるビニールハウス。などなど(高17期 和田 良平)

■ ライチを実生で育てる
話は変わりますが、私は、香港やシンガポール在住中に、一番好きな果物は「ライチ」でした。これは美味しかった。日本では中華料理のコースで、最後に出てくる冷凍のライチがあります。しかし現地では、冷凍していません。枝に付いたままの形で、道で売っています。6〜7月のほんの2週間だけ。これが美味しいんです。

種は種類によって大きかったり、小さかったりします。この種を持ち帰ってきました。そして植木鉢に植えたところ、芽が出てきて育ちました。しかし、日本の冬は寒いのです。雪など降ったら枯れてしまいます。そこで、ひときわ大きな植木鉢に入れて、冬だけ家の中に入れていました。ちょっと重いのですが、頑張りました。

でもなかなか実がならない。世の中には、日本でもライチの苗を売っている業者がいます。そこで聞いたところ、実がなるには花が咲かなければならない。そして受粉です。今まで1本だけで育てていましたから、これではダメだろうと。さらに、植物には「試練」が必要だと教わりました。

つまり寒さをしばらく経験させる。寒くて大変、子孫を残さなくては・・・と言う気にさせるという話です。11月には、家の中で育てていましたからね。これではダメみたい。教えてくれた業者から、苗を2本購入し、合計3本育てています。そうしたらその次の年には、小さな花が咲きました。しかし実がなるまでは行かなかった。(写真1)

■ 温室の購入
そこで温室を購入しました。モノタロウという大阪の業者ですが、送料込みで12,000円。一昨年の12月でした。アルミのパイプを組み立て、その上に厚いビニールカバーを掛けてアルミパイプに止める。(写真2~7)

1時間も掛からずに完成でした。何だこんなちゃちい物かと思いました。しかし、中は暖かい。まだやっていませんが、外気温と内部の温度を連続的に記録しようかと。一昨年に設置し、昨年の春まで続け、分解して保管し、昨年の12月末に再度組み立てました。二度目の冬の運用です。

中にちょっとした棚が出来ます。ここにプランターを載せたりして、上下2段で育てられます。葉物の生育が早いことに驚かされます。生育も早く、出来も大きいのです。風が吹く時、飛ばされると困るので、片側は家の下側に固定し、反対側にはプランターを重しにしております。お試しあれ。

    ▶温室制作のすすめ” に対して2件のコメントがあります。

    1. 廣瀬隆夫 より:

      ライチは台湾で枝に付いたままのライチを良く食べていました。私も種を持ち帰って育てようと思ったことがありましたがかないませんでした。温室があれば南方の果物を育てられるのですね。マンゴーとかパイナップルもできるかも知れませんね。

    2. 伴野 明 より:

      高22期8組の伴野明です。
      私は八百屋の息子に産まれましたので、果物は詳しいのですが「ライチ」はしりません。
      どんな味で、形は? いつか教えてください。

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