▶水琴窟の自作体験記

お寺で聞いて、いい音でしたので、水琴窟(すいきんくつ)を作ってみました。伏せた甕の底に溜まった水面に落ちる水滴の音が甕の空洞に共鳴して、琴の音に似た音を響かせることから「水琴窟」と呼ばれています。(高25期 廣瀬隆夫)

昔は、作り方が分からず、庭師の秘伝の技術と言われていたそうです。たくさんのお寺の庭を手掛けた茶人の小堀遠州が発案したと言われています。
https://www.koborienshu.org/小堀遠州/

ドリルで穴をあけた甕を準備します。本当は、甕を逆さにして穴を掘って埋めるのですが、地面に穴を掘るのが大変なので、地上に作ることにしました。水を貯めるための大きめのお皿を用意してその上に甕を逆さにして置きました。

甕の上に植木鉢を置いて、その中に砂利や水を含みやすい岩を入れて水の供給源にします。水が甕の穴にスムーズに流れるようにジョウゴをセットしました。

折角なので、お正月の門松に使った竹の残りを使って柄杓(ひしゃく)も作りました。これで完成です。思ったより早く、2時間くらいで出来上がりました。柄杓で水を注ぎますとカランコロンといい音がします。


費用もかからず、思ったより簡単にできますので、使わない甕がありましたら、みなさんも作ってみてください。

おまけ:FaceBookの友人に紹介していただいた水の音をサンプリングして作った「水の音楽」です。
https://www.youtube.com/watch?v=zND73W9olP0

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