吉田庫三先生の生誕150年の絵葉書の展示

セミナーホールのロビーに吉田庫三先生の生誕150年を記念して絵葉書を展示しています。ガラス展示ケースの中の絵葉書は、生徒、教職員、保護者、同窓生、来校者等、すべての人に見て頂けるよう常設展示したものです。いつでも誰でもセミナーホールが開いていれば見ることができます。学校へ出掛けることがありましたら、ぜひご覧ください。
見学する場合は、職員に声をかけて、玄関受付の来校者名簿へ記入し、名札の着用をお願いします。

(故)諏訪部校長時代、小田原高校から「吉田庫三文庫をぜひ拝見したい」と申し入れがあった際、校長が横高の矜持にかけてと急遽設置されたものです。爾来、明治天皇像寄託式出席者や吉田家13代当主吉田基子様、萩市長や市民の皆様等も見学されています。

初代校長吉田庫三先生が卒業生に贈った言葉

初代校長吉田庫三先生が卒業生に贈っていた言葉がある。
遺されていたのは、中学一期生から六期生のもので、絵葉書として配られていたものである。吉田庫三先生の初期教育の内容を知る上でたいへん貴重な資料である。

ここの展示では、見やすくするために、言葉の部分のみを拡大して、下に簡単な解説を付した。吉田庫三先生は、1年生から5年生までの修身の授業を受け持っておられたから、その年の印象深い話の中から選ばれた言葉であった。

この一期生は、1908 (明治41)年に入学し、1913(大正2)年に卒業した生徒であったから、この六期生までの時代は、1900年代初期、明治から大正へと移った時代であった。

吉田庫三先生は、最初の卒業生を日清・日露の戦勝気分とは異なった、徳性の涵養を重視する人間性の在り方を時の修身の目標に添って卒業生の前途への指針にふさわしい言葉を贈ったのである。

校史資料委員会(協力:高5期若杉昭平)

 

 

 

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